「頭上の余白は敵」とは、ポートレートを撮る人間に伝わる古くからの格言。被写体の頭上に空間ができると写真が間の抜けた印象になってしまうというのが、その主たる理由らしい。でも、背景(や、前景)が「使える」ようならむしろ積極的に活用すべしというのがy_aldの個人的見解である。背景を積極的に取り入れることによって、被写体がおかれた状況をも同時に説明することができるからだ。
写真とは、結局、光(ハイライト)と影のコントラスト、そして色彩の配置をどうコントロールするかでしかない。と、これはどこぞのプロの先生がおっしゃったお言葉であるが。写真にかぎらず、絵画、デザインいや平面にかぎらず立体も含め、かたちあるものにはすべて「黄金分割」というものが存在する。まあこれについて細かい説明はしだすときりがない(というか、自分も完璧にマスターしているわけではない)ので、ここでは一切省略。んで、この考えに基づくなら、頭上に余白を入れてなお、バランスのよい写真は撮れるはず(理論上)。
例えば広大な青空をバックにメインの被写体を空の広大さと対比するように撮ったり。バランスの配置さえよければちゃんとした作品に仕上がるはず…はずなのだ(汗)
すでにこれはポートレートではなく、人物の入った単に風景写真ではないのか、という気がしなくも(自爆)
記念写真的にはならないよう、カメラを下からアオったり工夫はしているのだが。むぅ。

なるほど、ポートレートってのもなかなかに深いわなァ……。

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